前回のコラム(Society5.0の社会に求められる教育とは①)を読む

 

①で記しました通り、私達は「Society5.0」という新しい社会を迎え、生活していきます。

そんな「Society 5.0」における人材像、学校や学びの在り方、今後の教育政策の方向性等を政府がまとめたものがあります。

 

(以下、文部科学省HPより抜粋)

 

科学技術が急速に進歩し、AI等と共存していく社会の中で「人間の強み」を発揮し、AI等を使いこなしていくためには、「文章や情報を正確に読み解き対話する力」や「科学的に思考・吟味し活用する力」、「価値を見つけ生み出す感性と力、好奇心・探求力」が共通して求められます。

 

このような力を育むためにも、
・学校がこれまでの一斉一律の授業のみならず、個人の進度や能力等に応じた学びの場となること
・同一学年集団の学習に加えて、異年齢・異学年集団での協働学習が拡大していくこと
等、「学びの在り方の変革」を打ち出しています。

 

政府は、取り組むべき政策の方向性として
(1)公正に個別最適化された学びの実現
(2)基盤的な学力や情報活用能力の習得
(3)大学等における文理分断からの脱却
の3つの方向性を掲げました。

 

(抜粋 終)

 

上記の3つに向けての具体的な取り組みとしては以下が考えられています。

 

(1)公正に個別最適化された学びの実現

・個人個人の学習の内容を蓄積していく「スタディ・ログ」から見えてくる自分自身にあった学びとして「学びのポートフォリオ」を活用する
・異年齢、異学年の協働学習を実施していくためにパイロット事業(試験事業)を行う
・EdTechと呼ばれる教育における様々な新しいテクノロジーを活用した教育の質の向上

 

(2)基盤的な学力や情報活用能力の習得

・指導体制の質・量両面にわたる充実・強化を図る観点から、教員免許のあり方を見直す
大学入学共通テスト(2024年~)で「情報」を出題科目に追加することについて検討する

 

(3)大学等における文理分断からの脱却

・様々な学問分野において必要となる、確率・統計や基礎的なプログラミング、理科と社会科の基礎的分野を必履修とする新しい学習指導要領を確実に習得させる
・文理融合の学部やカリキュラムを設立する

 

このように、これからの学びは、従来のあり方とは大きく変わっていくことが容易に想像できます。

この動きに遅れることなく対応していくために必要なこと、その1つとして、“学校のICT化”が挙げられます。

2019年12月には、「学校における高速大容量のネットワーク環境(校内LAN)の整備を推進するとともに、特に、義務教育段階において、令和5年度までに、全学年の児童生徒一人一人がそれぞれ端末を持ち、十分に活用できる環境の実現を目指す。」という閣議決定がなされました。

 

実際、学校現場の先生方にお話を聞いていると、

「ICT機器でやりたいことはあるんだけれど、うちはネットワーク環境が弱くて…」

「学校全体で数十台の端末はあるけど、共有端末だと出来ることが限られてくるんですよね…」

といったようなお声もたくさんあります。

 

勿論、ネットワーク環境の整備や端末配布が進んでおり、先進的なICT教育を行っている学校様も多くございます。

 

児童生徒が当たり前に、1人1台端末を持って学習をすること。

その環境が整って初めて、児童生徒はこれからの時代を生き抜く力を培っていくことができるのではないでしょうか。

そして、ただの文房具の代わりではないそれ以上の付加価値を、ICT教育に見出すことができれば、日本の教育はますます発展していくことでしょう。

 

学校の皆様、学習塾の皆様の、教育のICT化に向けての取り組みを、弊社は全力でサポートいたします。

児童生徒1人ひとりが、Society5.0の社会を豊かに生きていくために出来ることは何なのかを常に模索していきたいと思っております。

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