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GIGAスクール構想の実現に向けて

2020.09.01
  • コラム

『GIGAスクール構想』とは 

GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略です。

GIGAスクール構想とは、2019年12月に文部科学省から発表されたプロジェクトで、小・中学校に一人一台の端末と、学校全体の高速大容量ネットワーク環境の整備によって、多様な子供たちに最適化された創造性を育む教育を実現することを目的としています。

『1人1台』の端末で出来ること 

①一斉学習

従来では、教師が黒板や大型提示装置等を用いて説明し、子供たちはそれを見て説明を受けていました。

1人1台の端末の環境では、教師が手元の端末から生徒一人ひとりの学習進度を随時把握することが可能です。

子供たち一人ひとりの反応を踏まえた双方向型の一斉授業を行うことができます。

②個別学習

教師が子供たちのノートを集めて進捗を確かめなくても、各生徒は同時に別々の内容を学習することができます。

端末に各生徒の学習履歴が記録されますから、一人ひとりのニーズに応じた個別学習が可能です。

③協働学習

挙手制が主流であった従来の授業形態では、積極的に発表をしようとする子供たちの意見に限られて授業が進んでしまいます。

端末を使ったリアルタイムでの共有によって、子供たちは双方向の意見交換を行うことができ、より多様な視点で学習を深めることができます。

1人1台端末を持つことによって、調べ学習等の情報収集・整理・分析のみならず、意見交換や表現方法、授業形態の在り方のバリエーションが広がります。

それによって、子供たちは場所や時間にとらわれず等しく学習の機会を得ることができます。

『高速大容量ネットワーク環境の整備』の必要性 

SNSやクラウドの存在が当たり前となった一方で、学校における学習用PCの整備や無線LAN等の通信ネットワークは未だ完備されていないことが多く、そのインフラ整備の不十分さは地域格差も大きいのが現状です。

ただ単にコストをかければ良いというわけでもありませんが、校内ネットワーク環境の整備は今までのICT教育に対する消極的な姿勢を改め、これからの学校教育が変わっていくための基盤となる取り組みといえるでしょう。

文部科学省が発表した端末の標準仕様とそれに対する補助金の内容は、あくまで必要最低限のものであり、各学校のスタイルに合わせたより良い教育の在り方を考えていくと、「ハード・ソフト・指導体制」の面で様々な選択肢があります。

そして、その選択を行うのは文部科学省ではなく、各自治体・各学校法人の皆様です。

V-Growthでは、子供たちがより良い新しい学びの場でこれからの社会を生きるために必要な知識とスキル・経験を得られるよう、学校の皆様をサポートいたします。

デバイスのご導入をご検討中であったり、ICT教育のスタートの切り方で迷われていらっしゃる場合は、是非一度、当社にご相談下さい。

他校様の導入事例を交えて、ご提案させていただきます。

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